映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』プレミアム上映会

未来医療研究会では「医心方 寺子屋」を主催しています。様々な手技や方法により分化して枝分かれしてしまった多様な医療をまとめるには、何かしらの軸や背骨をみんなが共有することが大切なことではないか、と考えていました。日本の医学の歴史を学んでいたところ、「医心方」という平安時代の医学書と、その本を40年かけて翻訳される大偉業をなされた槇先生に出会いました。まずは学ぶことから始めるために、2016年から1年かけて全30冊の医心方寺子屋を続けています。

医心方を学んで感じるのは、日本の古代医学は全ユーラシアの技術や知恵が、インドや中国を経て漢文・漢字ですでに日本に伝わっている、ということです。

古代の人類は、「ユーラシア(Euro-Asia)」という大陸をひとつのものとして捉えていたのでしょう。「国家」や「国境」というのはあくまでも人工的なものです。宇宙から地球を見ると、そういう境界線は人工的なものであることを強く感じます。


同世代の渡辺真也さんがつくった素晴らしいロードムービーでもある映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』。

ユーラシアという一つの大陸を通して、西洋と東洋とを、言語、神話、芸術・・・様々な角度からルーツをたどる映画です。

ユーラシアは、「Euro+Asia」で、言葉の中にも、EuropeとAsiaがひとつであることを示されています。ただ、表面的にはそのつながりを感じることが難しい。

ドイツ人アーティストのヨーゼフ・ボイスと韓国人アーティストのナムジュン・パイクは、生涯に渡るコラボレーション活動『ユーラシア』をされていました。

二人のアーティストは、芸術のつなぐ力で、分断されたヨーロッパとアジアを、一つの大陸文化『ユーラシア』として統一しようと試みたのです。

彼らの『ユーラシア』の夢を実現すべく、渡辺さんはベルリンから故郷静岡まで、13カ国を横断しながら、文化の連続性を探る旅に出ました。

そうした映画です。

渡辺さんが実際に陸路で移動しているドキュメンタリーの要素も大きいので、ユーラシアというひとつの大陸を身体感覚で体験しながら、イメージではないリアルな連続性を体感することでしょう。本当に皮膚感覚、内臓感覚で深い余韻が残る映画です。


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渡辺さんは普段ドイツに住まわれているのですが、前回の日本でのプレミアム上映会は超満員で入れない人が多く、年明けに再度渋谷のUpLinkにてリバイバル上映が決まりました。

しかも、毎回上映だけではなく、トークもついた豪華なシリーズ。

その中で、稲葉もトークゲストとして出ます。2017年1月24日(火曜)15:30の回に出ますが、それ以外の回でも是非お越しいただきたい!トークで、渡辺さんの博覧強記の天才っぷりも感じてください。

渡辺真也さんのTwitterによると、

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『アーティストの宇治野宗輝さんとは、ナムジュン・パイクから学んだユーラシアの文化の面白さについて、医師の稲葉俊郎さんとは臨死体験を通じた死生観について、そしてケルト&ユーロ=アジア芸術表象学の鶴岡真弓さんとは、ケルト文化と日本の繋がりについてお話ししたいと考えています。』

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とあります。この映画は「輪廻(reincarnation/samsara)」もテーマになっていますので、魂や生命の熱い話になると思います。映画だけではなく、二粒も三粒も美味しい会です!


ちなみに、1/30月曜の鶴岡真弓先生は自分が最も尊敬する方のお一人。ケルトの研究者で、多摩美術大学 芸術人類学研究所(IAA)所長+芸術学科教授。心身変容技法研究会で学術的にご一緒させていただいております。


ちなみに、渡辺真也さんはワタリウム美術館の「没後10年 ナムジュン・パイク 2020年 笑っているのは誰?+?=?? 」展も共同キュレーションしています。

韓国人アーティストのナムジュン・パイク、ドイツ人アーティストのヨーゼフ・ボイスも、この映画の底流をなす重要な鍵を握っているお方です。こちらもあわせてどうぞ。

定員少ないと思うので、ぜひお早めに!


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『Soul Odyssey – ユーラシアを探して』2017年1月プレミアム上映会

1/21(土)15:30 ゲスト:宇治野宗輝

1/24(火)15:30 ゲスト:稲葉俊郎 

1/30(月)19:00 ゲスト:鶴岡真弓

http://www.uplink.co.jp/event/2016/45014

(申し込みは上記のWebからお願いします。)


未来医療研究会

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