稲葉俊郎

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2017/6/15 第3回「道」の学校 稲葉俊郎(医師 東大病院)

慶応大の前野隆司先生と「道の学校」を連続的に開催しています。日本の伝統にある「道」の世界の一端に触れながら、体の本質を共に学ぶ場です。1回目は2017/2/28、藤平信一さん(心身統一合氣道会会長)、佐々木隆道さん(プロラグビー選手)のお2人をゲストに。2回目は2017/4/6、武田宗典さん(能楽師 観世流シテ方)、小野澤宏時さん(プロラグビー選手)お2人をゲストに迎えました。次回第3回目は、2017/6/15(19:00-20:50)、主催者の稲葉が話します。「ひとのからだの歴史-進化と骨格- 2020年にむけて」========慶應SDMヒューマンラボ主催第3回「道の学校」http://www.sdm.keio.ac.jp/2017/05/12-175515.html2017年6月15日(木)19:00-20:50慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎シンポジウムスペース(夜間は北側の入り口しか空いていませんのでご注意ください)19:00-20:20「ひとのからだの歴史-進化と骨格- 2020年にむけて」稲葉俊郎(東大病院)20:20-20:50鼎談 稲葉俊郎(東大病院) 針谷和昌(慶應SDM) 前野隆司(慶應SDM)定員 100名(予定)参加費 無料申し込み 以下の入力フォームからお申し込みください。https://wwwdc01.adst.keio.ac.jp/kj/sdm/lec20170615.html========私たちは生まれてからこの体を与えられていますが、なぜこういう形になっているかご存知ですか?なぜ手はどうやって動くか、肩や肩甲骨って?腰って?身体の上半分と下半分はなぜ分かれたの?どうやって連動しているの?なんで腰や膝の故障が多いの?肩こりってなんで起きるの?・・・そういう話は、実は難しい事ではなくて、体の構造に起因します。体の構造を知らないで何十年も使い続けていると、それが身体の癖や習慣となり、そういうことが身体の故障にもつながります。だからこそ、自分自身の体を知ることが、すべての身体運動の基礎にあると思っています。しかも、人間の体というのは、本当に地層のように歴史が重なっていてすごいものなんです!今回の話は、自分も話しながら楽しいテーマなのです。というのも、話しながらその歴史や生命のつながりに、自分自身が感動するからです。笑ということで、今回は特別企画になりますが、6月15日(木)19:00-20:50、慶応日吉キャンパスご興味あればお越しください。参加費も無料です。この会は大学での教育の一環として講師代も無料でして頂いているので、いつも講師の先生方には慈善行為として大変感謝しております。本当に有難うございます。また別の形で恩返しさせてもらいます。ということで、是非何か主体的にこの会に関与していただける方のご参加をお待ちしています。4回目以降も、自分が尊敬する方々をお呼びしています。第4回目は田島和枝さん。雅楽での笙(しょう)(あの天界から聞こえるような音です)を吹かれています。正倉院復元楽器・竽(う)の演奏家でもあります。雅楽の世界と、そこでの「息」の世界。そこでの身体技法にも特に注目しながら、みなさんと古代の音をShareしたいと思います。第5回目は矢田部英正先生(武蔵野身体研究所)。まさにこの「道の学校」の教科書とも言える本を書かれている方です。必読書!!■矢田部 英正「からだのメソッド―立居振舞いの技術」(ちくま文庫)(2012年)■矢田部 英正「たたずまいの美学 - 日本人の身体技法」 (中公文庫) (2011年)この二冊は是非お読みください。6/15の回では、一部矢田部先生の著作からも引用させて頂きます!<慶應SDMヒューマンラボ「道の学校」>■2017/06/15:○稲葉俊郎(東大病院 医師)「ひとのからだの歴史-進化と骨格- 2020年にむけて」■2017/08/01:○矢田部 英正(武蔵野身体研究所)http://www.corpus.jp/○水鳥寿思(体操、アテネオリンピック団体優勝)■2017/10/10:○田島 和枝(雅楽、笙(しょう)、正倉院復元楽器・竽(う)の演奏家。雅楽演奏団体「伶楽舎」所属。「おとのひとひら」主宰。)http://tajimakazue.jp■2017/12/6:○ヨーコ・ゼッターランド(バレーボール バルセロナ五輪銅メダル)

2017/4/6 第2回「道」の学校 武田宗典(能楽師 観世流シテ方)&小野澤宏時(プロラグビー選手)

2017/4/18 第7回 民俗学上映会

民俗学の映像上映会を定期的にしています。古来日本で自然と調和していた「くらし」がどういうものだったのか、、。 その記憶は芸能や祭りや文化や習俗へと変換された記憶となりその暗号を読み解かれることをひそかに待っていると思います。民俗学の映像を共有して、未来のあり方を考える場になれば、と思っています。自分の中でそれは医療にもつながっています。次回は第7回目。4月18日火曜の19時-21時30分(終了予定)。神田にある一番古いビルでやります。(わかりにくいです)1『秩父の通過儀礼その1~ 安産祈願から帯解き』(1978年、45分)2『御伊勢講とほうそう踊り』(1979年、31分)の二本立てです。観終わった後、軽食を食べながら、感想のShare会もやります。https://www.facebook.com/events/1262286277191009/●第1部の『秩父の通過儀礼』は、全5部作の一つです。ちなみに、他のラインナップは秩父の通過儀礼 その2 子どもザサラから水祝儀まで 1980 45分秩父の通過儀礼 その3 若衆組と竜勢 1981 50分秩父の通過儀礼 その4 クレ祝儀・モライ祝儀  1982 46分秩父の通過儀礼 その5 年祝いから祖先供養まで 1983 46分古来、子供は7歳までは神のうちされ、七五三は、神や精霊の存在とした生まれたものが3歳、5歳、7歳と段階的に人間となり社会の一員になる通過儀礼として行われていました。40年前の秩父の通過儀礼を見ながら、地に足のついた暮らしや生活に思いを馳せたいと思います。●第2部は『御伊勢講とほうそう踊り』。「御伊勢講」とは、伊勢信仰をもとに作られた集まりです。鹿児島県の笠沙町の小浦・片浦・野間池では、賑やかで荒々しいことを好む伊勢の神、オイセサンを喜ばせ、集落安泰・厄病退散を願うさまざまな習俗が伝承されています。「ほうそう踊り」の疱瘡(ほうそう)は、天然痘(てんねんとう、smallpox)です。疱瘡(平安時代)→痘瘡(室町時代)→天然痘(江戸時代)と名前が変遷しました。細菌やウイルスが未知の時代、疱瘡やコレラなどの感染症で何百万人、何億人という人があっという間に亡くなる時代がありました。西洋医学は、こうした感染症や急性期医療に有効な医学として、急速に発展して近代で力を得た学問です。古代での謎の死因に対しては、ひたすら神仏に加護を求めるしか対処法がありませんでした。人びとの生命と死、神仏と祈り、などが芸能化したものが「疱瘡踊り(ほうそう踊り)」なのです。疱瘡踊りは,昭和37(1962)年に鹿児島県の無形民俗文化財に指定されています。1979年の鹿児島で撮影された『御伊勢講とほうそう踊り』を見ながら、日本人の信仰、暮らし、医療など、色々と共有できればと思います。■日時:4月18日(火) 開場:18時 18時50分開始 終了21時30分予定 ■日時:千代田区内神田2-3-14平沢ビル6階http://yahoo.jp/PvHWY6 神田駅 西口より徒歩3分(神田は駅の構造が複雑で迷いやすいのでご注意!!)■タイムスケジュール開場:18:00趣旨説明:18:50上映開始:19:00第1部 『 秩父の通過~安産祈願から帯』第2部『御伊勢講とほうそう踊り』休憩感想グループシェアタイム&食事タイム 全体シェアタイム終了:21:30予定■参加費:¥2000(軽食込み) 当日、現金支払いのみ■お申し込み方法当イベントページの「参加予定」ボタンをクリックしていただくか、以下URLよりお申し込みください。https://www.facebook.com/events/1262286277191009/■定員60名様■上映作品紹介第1部【民族文化映像研究所フィルム作品紹介】No.15秩父の通過儀礼 その1 ―安産祈願から帯解きまで1979年/45分埼玉県秩父郡長瀞町井戸/皆野町三沢・藤原・立沢/吉田町下吉田■作品紹介動画(作品解説) 人は、個としての生涯をたどるとともに、家族、社会の成員としての生涯をたどるが、その生涯のある年齢的時期時期に行われる多くの人生儀礼があり、その時期を通過する儀礼という意味で通過儀礼と呼ばれている。 この記録映画シリーズは、埼玉県秩父地方における通過儀礼を五つの時期に分数し、それぞれを独立した五本の記録映画に束ねたものである。その第一編がこの「安産祈願から帯解きまで」。子どもの誕生前から数え年七才までのものをとり上げたのだが、一般的に言っても、この時期が、最も密度の高い人生儀礼の時期である。 映画は、安産祈願から始まる。秩父に限らず産泰さまは多いが、岩根神社(犬神信仰の山)のツツジトンネルをくぐって御礼参りに来る人がたくさんある。特に、奉納物は底の抜けた柄杓で、拝殿の奥に山と積まれている。また、藤原安産堂には安産祈願でおこもりする人が多かった。ここにもほうきや、節を抜いた竹筒などの奉納物が多い。 かつて子どもを生みながら、その子を育てることができず間引きをする風習が日本の各地にあったが、秩父は厳しくその風習を戒めていた。子どもを生みながら、殺す親の心は鬼だと考え、大きな扁額が三十三番札所にかけられてある。そうした背景を持ちながら、赤子がどのような過程を経て一人前の子どもになってくるかを追ってゆく。 ある家で子どもが生まれた。かつては自宅分娩である。その産室の様子、産湯の扱い方、禁忌をさかのぼって考える。そして、生まれて三日目、近所の便所神さまに赤子を抱いてお参りする風習が、何かを考えさせる。 やがて、赤ダキ。近所の人、親類に初めて赤子を抱いてもらう。お宮詣りは、母親が子を抱いて氏神様に報告する日であり、晴れて里帰りのできる日でもあった。百日たつと、歯がため。石を赤子に食べさせるということを連想させる行事である。 初めての正月、初めての節句、三月、五月、底には秩父ならではの風習が厳しく行われている。夜泣き封じ、百軒着物、ほうそう祭り。 そして、七五三。秩父では、帯解き祝いといっている。ここで初めて幼児から子どもへと転換し、一人前の社会の構成員としての扱いをうけるようになるのである。映画はここで終わるが、続編として子どもから青年までの節目を追ったものを続いて完成する予定である。■第2部の詳細やタイムスケジュール等は追ってご連絡させて頂きます。<参考URL 動画>笠沙町の御伊勢講大浦町の疱瘡踊り

『がんが自然に治る生き方』インタビュー記事

ケリー・ターナー氏の著書『がんが自然に治る生き方』という本はとてもいい本です。この本に関して、プレジデント社から受けたインタビュー記事が載ってます。ご興味あるかたは是非お読みいただければと思います。生命や人生に関する「質」のことを述べたつもりです。情報も「質」が大事です。「質」の感覚は、芸術や文化により育まれると思います。○『がんが自然に治る生き方』を医師として読んで・一日のなかで「がんや病気のことを考えない時間」を持つ意味・「病は敵」「死は敗北」という考え方を乗り越えて・・・・・・・・・この本では、通常の医療では難しいと判断されたがんをお持ちの患者さんに対して、<がんから劇的な寛解に至った人たち>の共通項を質的研究のデータ解析をして、統計的に「9つのこと」を検出しています。その9つのことがそれぞれ章の目次となり、その具体例を誤解ないように丁寧に紹介されています。ちなみに、「劇的な寛解」の定義は、1.医学の標準治療(手術、抗がん剤、放射線)を一切用いずに、がんが検知できなくなった場合2.標準治療を受けたががんは寛解せず、代替医療に切り替えてから寛解に至った場合3.統計的にみて余命が極めて短い(5年生存率で25%未満)がん患者が、現代医療と代替医療を併用したところ、統計を上回って生存している場合の3つです。その「劇的な寛解」に至ったがん患者の「ほぼ全員」が次の9項目を実行していた、というのが本書のポイントです。具体的には、1.抜本的に食事を変える2.治療法は自分で決める3.直感に従う4.ハーブとサプリメントの力を借りる5.抑圧された感情を解き放つ6.より前向きに生きる7.周囲の人の支えを受け入れる8.自分の魂と深くつながる9.「どうしても生きたい理由」を持つもちろん、<上記のことををすれば必ず治る>と主張しているわけではないと何度も注意を喚起していますので、ご注意ください。こうした共通項目が統計学的な科学的アプローチを経て出てきた、ということがとても示唆に富むのです。一例や二例だけを特別視して誇張するのではなく、地道に1000例以上を調べているのです。こうした事柄は、病気が進行してからではなく、日常からの心がけが大事だろうと思います。それこそが予防医学になるわけですね。この本は本当に素晴らしい本だと思います。こういう研究こそ、未来につながる研究。この日本版の研究をやりたいものですが、流石に手が回りません・・・。誰か大学院生の修士・博士論文にしないかなぁ。。全面的に協力します。雑誌プレジデントは4月号が<心を整える「禅・瞑想」入門>でしたし、ビジネス業界の方々も体のこと、予防医療のこと、、、みなさん注目されているんですね。インタビュー記事のバックナンバーには、原田美佳子先生(聖路加国際病院精神腫瘍科 非常勤医師)、西智弘先生(川崎市立井田病院・かわさき総合ケアセンター)、岡本裕(ゆたか)先生(e-クリニック)の記事も載ってます。●ケリー・ターナー (著),長田美穂(翻訳)「がんが自然に治る生き方―余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと」プレジデント社 (2014/11/13)●Dr. Kelly A. Turner 腫瘍内科学領域の研究者。学士号を取得したハーバード大学時代に統合医療に関心を持ち、 カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得。 博士論文研究では奇跡的な回復を遂げた1000件以上の症例報告論文を分析し、 1年間かけて世界10カ国へ出かけ、奇跡的な生還を遂げたガン患者と代替治療者を対象に、 治癒に至る過程についてのインタビューを行った。 本書はそこから得られた知見を患者や家族、そして健やかに生きたいすべての人のために わかりやすくまとめた著者初の書籍。●第1章 抜本的に食事を変える 「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事にせよ ヒポクラテスLet food be thy medicine and medicine be thy food. Hippocrates」●第2章 治療法は自分で決める 「行動は成功の母である。 ピカソAction is the foundational key to all success. Pablo Picasso」●第3章 直感に従う 「大きな決断をするときは、無意識の声にしたがうべきである。In vital matters, the decision should come from the unconscious, from somewhere within ourselves.」●第4章 ハーブとサプリメントの力を借りる 「治療法は自然の中に存在する。医師の頭の中にあるわけではない。 パラケルススThe art of healing comes from nature, not from the physician. Paracelsus, 16c」●第5章 抑圧された感情を解き放つ 「怒りとは酸のようなものだ。ため込むと容器が傷を負う。吐きだして相手を傷つけるよりもずっと大きな傷を。 マーク・トウェインAnger is an acid that can do more harm to the vessel in which it is stored than to anything on which it is poured. Mark Twain」●第6章 より前向きに生きる 「人生の目的は幸せになることだ。 ダライラマ14世The purpose of our lives is to be happy. His Holiness the 14th Dalai Lama」●第7章 周囲の人の支えを受け入れる 「貧しい時や悲惨な時、真の友は慰めになってくれる。 アリストテレスIn poverty and other misfortunes of life, true friends are a sure refuge. Aristotle」●第8章 自分の魂と深くつながる 「医療の犯した最大の過ちは、身体を診る医者と心を診る医者を分けてしまった事だ。身体と心は分けられないのに。 プラトンThe greatest mistake in the treatment of disease is that there are physicians for the body and physicians for the soul, although the two cannot be separated. Plato」●第9章 「どうしても生きたい理由」を持つ 「人は「生きていて得られる経験」を求めるほどには「生きる意味」を模索しようとはしない。 ジョセフ・キャンベルI don’t believe people are looking for the meaning of life as much as they are looking for the experience of being alive.」

幸福学シンポジウム2017(2017/2/10)

shiawase2.0 シンポジウム(2017/3/20)のプレイベントとして、【幸福学シンポジウム2017】(2017/2/10:19:00 - 21:00@日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール)にも出ることになりました。2012年に国際連合が3月20日を「International Day of Happiness(国際幸福デー)」と制定しているとのこと(知らなかった!)。 年に1回は「幸せとは何か?」を対話する日があるっていうのはいいことですよね。医療も、その人にとっての幸せ、ということから離れると、ただの自己満足になってしまいますので、このテーマは大事なところです。まだ空きがあるようです。どなたでも参加できますので、是非申し込みの上でお越しください!=======【幸福学シンポジウム2017】https://www.facebook.com/events/1376362392429610/「幸せとは何であるのか」さまざまな分野における第一人者によるトークとディスカッション、そしてハッピーデーの参加アーティスト等による活動紹介を通じて、あらためて「幸せ」というテーマについて考えます。【日時】 2017年2月10日(金) 開場:18:30 開演:19:00【場所】 日比谷図書文化会館 日比谷コンベンションホール(大ホール)【定員】 100名【参加費】¥1,000円【申込み】本イベントの参加ボタンまたは事務局へのメールにてお申込み下さい。https://www.facebook.com/events/1376362392429610/事務局メールevent@happyday-project.org【プログラム】(予定)【第一部】 幸福学シンポジウム(パネルディスカッション)前野 隆司氏(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)石渡 美奈氏(ホッピービバレッジ株式会社 代表取締役社長)稲葉 俊郎氏(医師。東京大学医学部付属病院循環器内科助教)   渋澤 健氏(モデレーター/コモンズ投信株式会社 取締役会長)【第二部】ハッピーデー参加アーティスト等による活動紹介など小澤 綾子氏(筋ジストロフィーシンガー)ソウダルア氏(出張料理人/瀬戸内国際芸術祭2016 女木島レストランイアラ シェフ)  アーヤ 藍氏(ユナイテッドピープル株式会社 取締役副社長)南部 亜紀子氏(HAPPY DAY PROJECT実行委員会 代表)ほか※プログラムは諸事情により、一部変更する場合がございます。※本イベントは、3/20(祝・月)慶應義塾大学三田キャンパス にて開催される【第1回shiawase2.0シンポジウム】、ならびに日比谷公園にて開催される【HAPPY DAY TOKYO 2017】との連携イベントです。<イベント情報>【第1回shiawase2.0シンポジウム】日程:2017年3月20日(月・祝) 9:30?18:00 参加費:無料 場所:慶應義塾大学三田キャンパス http://shiawase0320.wixsite.com/happy【HAPPY DAY TOKYO 2017】日程:2017年3月20日(月・祝) 10:00?16:00参加費:無料 場所:日比谷公園 噴水広場 http://happyday-project.org/【映画happy -しあわせを探すあなたへ】http://www.happyrevolution.net/※第1回shiawase2.0シンポジウムにて上映会あり慶應義塾大学三田キャンパス (南校舎6F :467号室)※また本イベントの参加費の一部を【HAPPY DAY TOKYO 2017】運営費の支援とさせていただきます。【主催】HAPPY DAY PROJECT実行委員会ホームページ:http://happyday-project.org/Facebook:www.facebook.com/happydayproject【イベントに関するお問い合わせ】event@happyday-project.org

2017/2/28 慶應SDMヒューマンラボ主催第1回 道の学校

2020年のオリンピックに向けて、自分は未来の医療のために色々な布石をうっていきます。その一つとして養生法、予防医学の観点からからだの本質を学ぶ場をつくります。慶応の前野隆司先生と協力して「道の学校」というものを考えました。「・・道」(合気道や茶道や・・・日本に古来からある「道」の世界です)と現代スポーツとを対比させながら、体の本質を学ぶイベントを定期的に開催していきます。「無意識の整え方」(ワニブックス)で前野先生の対談相手で出ている方もみなさん登場されます。100人くらい入れるお部屋ではあるそうですが、ご興味ある方は是非事前にお申込みの上でお越しください。お申し込みは、慶應SDMのページから。http://www.sdm.keio.ac.jp/2017/01/12-093016.html**************慶應SDMヒューマンラボ主催第1回 道の学校(仮)<趣旨> 2020年には、身体と平和の祭典、東京オリンピックを迎えます。スポーツは、若さと強さを競うものでしょうか? 古来、日本には 「道」がありました。柔道、合気道、華道、茶道、能、武士道、禅。ある人は、合気道では70歳代が最も円熟期だと言います。 年齢とともに心と体が全体として成熟し、円熟するといわれる「道」のあり方。オリンピックを迎えようとする今、スポーツと 「道」をベースに、身体と心のあり方を見直してみませんか?西洋と東洋。部分と全体。心と体。近代科学的な分析と、心身一如に 代表される総合。科学と思想。理論と実践。道の学校(仮)では、スポーツ選手、道の達人から、研究者、医師まで、身体にまつわる様々な方をお迎えし、理論と実践に ついての学びを深めます。2017年2月から、2ヶ月に1度の勉強会を開催する予定です。参加は無料です。この趣旨に賛同頂ける方でしたらどなたでも歓迎いたします。なお、この会の正式名称は参加者の対話の中から 決めていく予定です。身体と心のあり方に興味のある皆さん、ともに、スポーツと道、身体、心のあり方について考えてみませんか?<第1回開催日時>2017年2月28日(火)19:00-21:00<場所>慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎シンポジウムスペース <第1回ゲスト>藤平信一氏(心身統一合氣道会会長)佐々木隆道氏(プロラグビー選手)定員 100名(予定)参加費 無料申し込み 以下の入力フォームからお申し込みください。https://wwwdc01.adst.keio.ac.jp/kj/sdm/lec20170228.html

『いのちの歴史をみつめること』

教育関係の雑誌である日本教育再生機構というところに文章を寄せています。『いのちの歴史をみつめること』教育再生89号平成27年10月号(4ページ分で長いですが、Shareさせてください。)リレー連載『すべての学びは家庭から』というコーナーで、色々な人が文章を寄せているコーナーです。以前も、東城百合子さんが「生活を学ぶことは、歴史を学ぶことです。」というタイトルで文章を書いております。学校の歴史教育の中に、生命の歴史、からだやこころ、宇宙・・・あらゆる角度からの歴史の教育を入れてほしいと思います。「流れ」と言ってもいいかもしれません。生命の中には動物も植物も菌もすべて入りますし、人類はその一つに過ぎません。相対的に「人間」を考えることで、人類が向かうべきはおのずから見えてくると、自分は信じています。医療も、本当によくするためには、教育の問題にもとりかからないといけないと思ってます。いのちや体や心のことを自分自身で知ることが、そのまま予防医学になります。『教育』には『教師』だけいるのはおかしいと思います。『育師』も必要です。『教育』は『教える』面と、『育てる』『育(はぐく)む』『育つ』面とからなります。『教える』のは人間の世界、『育つ』のは自然の世界です。自然の中や植物世界を見ていれば、おのずと感じます。=====教育再生89号平成27年10月号『いのちの歴史をみつめること』■病は「治す」ものなのか、「治る」ものなのか 自分は循環器内科の医師として医療現場で働いています。心臓カテーテル治療という、手首の血管を介して血管内から心臓の血管を治療することが専門です。緊急も多く夜中も休日も休みなく働いています。また、週に一度は在宅医療で往診をしていますので、そこでは老いや介護、看取りなど、生々しい生活に根差した医療も同時に行っています。 大学病院の高度先端医療でも在宅の医療でも、生と死の現場に遭遇することが多く、死から多くの事を学びます。医師になりたての頃は、自分が病を治す事だけに関心が向いていましたが、実際の現場で患者さんと向き合っていると、考えは次第に変化しました。 自分が患者さんを「治す」ことより、患者さん自身の力で「治る」こと。その過程をできる限りサポートしたいと思うようになりました。別の言い方をすれば、生きている人誰もが、生きている限り必ず持っている自然治癒力という「調和の力」を信じることでもあります。■病をどう受けとめるのか 医師である以上、病を治すこと、病が治ることはもちろん大切なことです。ただ、病は治る場合も治らない場合もあり、それ以上に大切なことがあると分かってきました。 それは、病にはその奥底にその人固有の深い意味があるのではないか、病に至るまでの全プロセスにメッセージがあるのではないか、ということです。暗号化されたメッセージを受け取り、意味を解読しない限り、病は何度でも様々な形に姿を変え、からだやこころの問題として現象化してくる、ことを嫌という程経験しました。 病という目に見える表面の現象の解決だけで満足せず、そこに至ったすべてのプロセスの意味を見出し、その現象の背後に思いを馳せることは大切なことです。こういう眼差しで病と向きあうためには、西洋医学のアプローチだけでは自ずと限界があります。現代医療で主流になっている西洋医学の歴史は二百年ほどの若輩者です。十九世紀半ばに自然科学の発展と共に戦争(外傷など急性期処置)や感染症への具体的な対応と共に発展しました。それまでの人類は西洋医学とは異なる眼差しで、自らのからだやこころと向き合ってきました。それが世界中に存在する非西洋医学としての伝統医療や代替医療なのだと思います。西洋医学と非西洋医学では、からだや生命、自然に対する視点が大きく異なります。 西洋医学においては「病」を定義します。細胞や臓器に変化が起こったら言葉で病名をつけます。そして、病を悪いものとして、病をなくそう、倒そうとする考えです。戦争の考え方と同じです。病は敵であり、倒すべき侵略者なのです。この考え方では、病になった自分のからだは戦場です。 これに対して、伝統医療や代替医療などの非西洋医学では、病ではなく「健康」を定義します。健康という言葉は「調和」という言葉に置き換えることもできます。■調和を見出すこと なぜ健康と調和が同じ意味になるのでしょうか。人間のからだは六十兆の細胞から成り立っています。それらひとつひとつの細胞が、からだを調和的な状態に保とうと一瞬一瞬休みなく働き続けているからこそ、わたしたちは生きることを保つことができます。生命そのものの本来的なあり方がここにあります。いのちが調和を保っているかぎり、からだやこころは常に心地よく、自由な状態です。そういった調和的な状態を「健康」と呼んでいるのです。 病という一時的な不調和が生じた時に「この不調和な状態は自分に何を伝えているのだろうか。どうすれば調和に向かうのだろうか」と考え、調和の方向へ向かうことができます。病や不調などの症状も、よりよい調和的な状態へ向かうプロセスであり、自分の軌道修正をしてくれるよき導き手であり先生のような存在です。自分のからだは戦場ではなく、「調和の場」になります。   人のからだを診ることは、壮大な宇宙の歴史の流れの中で続いている「いのちの流れ」を感じながら診ることだと思います。なぜなら、いのちが一度も途切れたことがないから、人はいまここに存在しています。六十兆の多細胞のからだは、いのちの歴史と共に宇宙の中で芸術作品のように作り上げられたからです。六十兆の細胞が調和的に働いている時点で、そこには調和的ないのちの流れが背後に存在しています。普段は当たり前すぎて、調和の力を感じにくいのですが、病という不調和を経験することで、背後にある目に見えない調和的ないのちの力を感じることができます。大切なことは、いのちの調和的な流れを邪魔するのではなく、自分自身が積極的に参加して関わりながら生きる、ということです。ここを混同して、伝統医療や代替医療を「病と戦うため」に使うと、ボタンのかけ違えの状態に陥ります。大切なことは病やからだに対する捉え方を、「戦いの場」から「調和の場」へと変えることにあるのです。■歴史のはじまりをどこに見出すのか 医療現場で働いていると、病をよくする、よくなる、という次元だけではなく、「生きる」という「いのち」そのもののプロセスに寄りそう事が重要だと感じます。それは、歴史の捉え方とも深く関わっています。  現代の歴史教育では、「人間の歴史」からはじまります。しかし、いのちがあるのは人間だけではありません。あらゆるものにいのちがあり、宇宙には宇宙の歴史があり、地球にもいのちにも約四十億年の歴史があります。人間という種が生まれたのはごく最近のことです。人間が生まれるまで、いのちの壮大な創意工夫の歴史があり、それらが積み重なって、わたしたち六十兆の多細胞生物である人間は、存在し生きているのです。 歴史を人間の歴史に限定せず、「いのちの歴史」という視点からも、歴史を学ぶ必要があるのではないでしょうか。単細胞にも虫にも細菌にも植物にも動物にもウイルスにも、いのちには歴史があるのです。現在の歴史の教科書は、戦争の歴史に溢れています。人のからだを戦場と捉えることに似ています。人類の歴史を戦いの歴史として学んでいるとも言えます。ただ、地球が今こうして存在していることから分かる通り、戦争の歴史以上に戦争を起こさなかった歴史や平和や調和へと活動した人たちの歴史の方が凌駕していたのではないでしょうか。戦いの歴史以上に愛や調和の歴史が存在しているはずですが、その事は歴史の教育で教えられることがありません。考えの前提は疑われることが少なく、気付きにくいものです。人間だけではなく、もっと大きないのちの視点で歴史を学ぶことも必要ではないでしょうか。 ■壮大ないのちの歴史 では、人類の歴史は、地球やいのちの歴史とどういう関係があるでしょうか。地球誕生から今日までを、三百六十五日のカレンダーに対応させてみます。元旦が地球誕生で、今がカレンダーの最終日です。元旦(四十六億年前)に地球が生まれ、三月初頭(三十五億年前)に単細胞生物が生まれ、二十五億年かかって、九月中旬(十億年前)に多細胞生物が生まれ、十二月初頭(四億年前)に海から陸へと生命は本格的に進出してきました。わたしたち現生人類(ホモ・サピエンス・サピエンス)は十二月三十一日二十三時四十分(二十万年前)に誕生しました。ほんの二十分前です。西暦0年は十二秒前の二十三時五十九分四十八秒。人間の人生を八十年とすると、〇・五秒なので、瞬きしていると終わっています。 人間の存在は、こうした壮大ないのちの流れのなかで作られたものです。すべてが繋がっており途切れたことはありません。日々、患者さんのからだを診ながら、人のからだに単細胞や海や魚時代のあらゆる歴史が重層的に重なっていることに気付き、感動します。 「からだ」には地球の数十億年の歴史、さらには数百億年の宇宙の情報が高度な形で圧縮保存されているようです。胎児は十月十日の母親のお腹の中で、海から陸への生命の進化の過程を繰り返して誕生するようです。発生過程の胎児のすがた・形が全てを物語っています。みんなそうして生まれてきたのです。からだに宿る「いのち」の営みは、壮大な宇宙的規模の中にあります。いのちは今まで一度も途切れたことがなく、過去も現在も未来へと続いているのです。今という瞬間は、その遥かなるいのちの最先端です。今存在しているすべてがいのちの流れの最先端にいるからこそ、いのちの流れをどの方向に向かわせるのかに、一人一人に大きな責任が任されています。 歴史には、いのちも宇宙も鉱物も植物も動物も、医療も科学も文学も神話も、あらゆるものの歴史が含まれています。歴史を学ぶことで、目の前に繰り広げられている世界と自分とが確かに繋がっていることを強く感じることができます。 大いなる自然とつながって生活していた少し昔の日本人は、頭ではなく体の感覚として誰もが持っていた感覚だと思います。いのちや自然と自分とはつながっているのです。自然のあらゆるものにいのちを見出していた日本人の感性は、歴史をもっと広く大きく捉え直すだけで、おのずから思いだせるのではないかと思います。いのちの歴史をしっかり受け取り、次の世代へと確かに手渡していく必要があるのだと思います。

映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』プレミアム上映会

未来医療研究会では「医心方 寺子屋」を主催しています。様々な手技や方法により分化して枝分かれしてしまった多様な医療をまとめるには、何かしらの軸や背骨をみんなが共有することが大切なことではないか、と考えていました。日本の医学の歴史を学んでいたところ、「医心方」という平安時代の医学書と、その本を40年かけて翻訳される大偉業をなされた槇先生に出会いました。まずは学ぶことから始めるために、2016年から1年かけて全30冊の医心方寺子屋を続けています。医心方を学んで感じるのは、日本の古代医学は全ユーラシアの技術や知恵が、インドや中国を経て漢文・漢字ですでに日本に伝わっている、ということです。古代の人類は、「ユーラシア(Euro-Asia)」という大陸をひとつのものとして捉えていたのでしょう。「国家」や「国境」というのはあくまでも人工的なものです。宇宙から地球を見ると、そういう境界線は人工的なものであることを強く感じます。■同世代の渡辺真也さんがつくった素晴らしいロードムービーでもある映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』。ユーラシアという一つの大陸を通して、西洋と東洋とを、言語、神話、芸術・・・様々な角度からルーツをたどる映画です。ユーラシアは、「Euro+Asia」で、言葉の中にも、EuropeとAsiaがひとつであることを示されています。ただ、表面的にはそのつながりを感じることが難しい。ドイツ人アーティストのヨーゼフ・ボイスと韓国人アーティストのナムジュン・パイクは、生涯に渡るコラボレーション活動『ユーラシア』をされていました。二人のアーティストは、芸術のつなぐ力で、分断されたヨーロッパとアジアを、一つの大陸文化『ユーラシア』として統一しようと試みたのです。彼らの『ユーラシア』の夢を実現すべく、渡辺さんはベルリンから故郷静岡まで、13カ国を横断しながら、文化の連続性を探る旅に出ました。そうした映画です。渡辺さんが実際に陸路で移動しているドキュメンタリーの要素も大きいので、ユーラシアというひとつの大陸を身体感覚で体験しながら、イメージではないリアルな連続性を体感することでしょう。本当に皮膚感覚、内臓感覚で深い余韻が残る映画です。・・・・・渡辺さんは普段ドイツに住まわれているのですが、前回の日本でのプレミアム上映会は超満員で入れない人が多く、年明けに再度渋谷のUpLinkにてリバイバル上映が決まりました。しかも、毎回上映だけではなく、トークもついた豪華なシリーズ。その中で、稲葉もトークゲストとして出ます。2017年1月24日(火曜)15:30の回に出ますが、それ以外の回でも是非お越しいただきたい!トークで、渡辺さんの博覧強記の天才っぷりも感じてください。渡辺真也さんのTwitterによると、==========『アーティストの宇治野宗輝さんとは、ナムジュン・パイクから学んだユーラシアの文化の面白さについて、医師の稲葉俊郎さんとは臨死体験を通じた死生観について、そしてケルト&ユーロ=アジア芸術表象学の鶴岡真弓さんとは、ケルト文化と日本の繋がりについてお話ししたいと考えています。』==========とあります。この映画は「輪廻(reincarnation/samsara)」もテーマになっていますので、魂や生命の熱い話になると思います。映画だけではなく、二粒も三粒も美味しい会です!ちなみに、1/30月曜の鶴岡真弓先生は自分が最も尊敬する方のお一人。ケルトの研究者で、多摩美術大学 芸術人類学研究所(IAA)所長+芸術学科教授。心身変容技法研究会で学術的にご一緒させていただいております。ちなみに、渡辺真也さんはワタリウム美術館の「没後10年 ナムジュン・パイク 2020年 笑っているのは誰?+?=?? 」展も共同キュレーションしています。韓国人アーティストのナムジュン・パイク、ドイツ人アーティストのヨーゼフ・ボイスも、この映画の底流をなす重要な鍵を握っているお方です。こちらもあわせてどうぞ。定員少ないと思うので、ぜひお早めに!**********『Soul Odyssey – ユーラシアを探して』2017年1月プレミアム上映会1/21(土)15:30 ゲスト:宇治野宗輝1/24(火)15:30 ゲスト:稲葉俊郎 1/30(月)19:00 ゲスト:鶴岡真弓http://www.uplink.co.jp/event/2016/45014(申し込みは上記のWebからお願いします。)

フードスケープ ー私たちは食べものでできている

群馬の前橋にある美術館、アーツ前橋にて、「フードスケープ 私たちは食べものでできている」の展示が2017年1月17日まで行われています。地域を、文化や芸術の力でつなぐ地道な活動をしている素晴らしい美術館です。本展示の図録に稲葉が文章を寄せています。Amazonでも一般書籍として購入可能な本ですので、ご興味あるある方は是非お読みください!展示も図録も素晴らしい仕上がりです!!自分が書いたのは食と人の体との関係です。食には固体食、液体食、気体食があります。食べものに気を使うのはもちろん大切ですが、気体食としての環境や空気や呼吸法も同等に大事だと思います。いのちは食と性が支えてきました。生命の進化の中で、いかにして人体の中で食を担当する役割ができていったか、、、そうした生命史の話も重ね合わせて書きました。是非お読みいただければと思います。〇『愛の海に溺れながら、からだは生きている。』  The body is alive surrendering itself to the sea of love.(本書内では英訳付きです。)●アーツ前橋 (監修)「フードスケープ ー私たちは食べものでできている」アノニマ・スタジオ (2016/11/30)<内容紹介>群馬県・前橋市の美術館「アーツ前橋」で2016年10月〜2017年1月に開催される展覧会「フードスケープ」展のコンセプトブック。展示作家の作品を中心に、専門家による解説や書籍からの引用、食にまつわる年表、「フードスケープ」を広げるためのブックリストなど、食にまつわるものごとを[自然/社会/文化/変容/身体/とりこむ]という6つのカテゴリーからご紹介。ひと皿の料理ができあがるまでの"向こう側"への想像力を刺激され、視野が広がる1冊です。<出版社からのコメント>ひと皿の向こうには私たちが見えない世界が広がっています。「食」にまつわるさまざまなものや事柄を「自然」「社会」「文化」「変容」「身体」「とりこむ」の6カテゴリーに分類し、それぞれのキーワードを文章やビジュアルでご紹介。「フードスケープ」展の展示作家8名のコメントや作品を構成したページ、有識者6名による書き下し原稿、さまざまな書籍の文章やビジュアルで構成。食にまつわるタイムラインや「フードスケープを広げるための」ブックリストも収録しています。この一冊で、あなたの「フードスケープ」がぐんと広がります。<著者について>アーツ前橋企画展や収蔵品の展示を行う2013年に開館した、群馬県前橋市の公立美術館。商業施設を改修し、ゆるやかな曲線を描く白いパンチングメタルとガラス面で覆われた開放的なデザインとなっており、展覧会のほか、参加・対話型のプログラムを中心とした事業を行っている。http://www.artsmaebashi.jp/ [参加作家]岩間朝子ジル・スタッサール中山晴奈南風食堂風景と食設計室 ホーフェルナンド・ガルシア・ドリーマシュー・ムーアワプケ・フェーンストラ[執筆者]稲葉俊郎石倉敏明鞍田 崇住友文彦森岡祥倫原田信男(敬称略、五十音順)----------アーツ前橋の3つの活動のコンセプトが素晴らしいです。創造的であり(creative)、共有し(share)、対話的であること (dialogues)。医療の新しいあり方を、同じようなテーマで食や芸術とも連動しながら模索していきたいと思っています。================●アーツ前橋の3つの活動のコンセプト〇創造的であること creative個人の考えを表現することは、異なる考えを持つ人たちが共存していく現代社会で今後ますます必要とされます。他の誰とも違う、独自の感じ方や考えを創造的に表現して人に伝えることは、ひとつの価値だけでなく、いろいろな価値を認めていくことにもつながると考えています。〇みんなで共有すること share文化も芸術もみんなが当事者です。多くの人が関わることで、じっくりと時間をかけて文化や芸術の魅力は磨き上げられ、かけがえのないものになっていきます。子供から老人まで、芸術が好きな人も苦手な人も、みんなが未来の文化の担い手となることができます。〇対話的であること dialoguesここで人が出会い、それぞれが個性を活かし対話をする場所になって欲しいと考えています。そこから、新しいアイディアがたくさん生まれ、きっとそれらはみんなの生きる力になっていくのではないでしょうか。芸術・文化は芸術家や一部の関係者だけではなく、それを楽しみ、語り、伝えていく多くの人たちがつくりあげていくものです。ぜひ、私たちの活動を多くの方にご理解いただき、ご支援を頂きますよう、よろしくお願いいたします。